歯科の医療事務職員として入職し、常勤(正社員)や非常勤(パート)で働く場合、賃金はいくら貰えるのか気になる方もおられると思います。
給料については、どんな職種でも働く場所や地域によって当然違いますし、常勤や非常勤などの雇用形態によっても差があります。
また、一般的には医療機関の規模が大きいほど給与額が高いようで一般企業と同じような傾向にあります。
次に正社員やパートとして就職した場合の平均的な賃金がいくらくらいになるのかについて考察してみたいと思います。
正社員(常勤職員)の給料・残業・休日
給料はどのくらい?
一般的に、正社員として就職した場合の平均的な月額給与は、15万円〜25万円ほどが相場になるようです。
正社員の場合、なぜ月額給与にこのような金額差があるかというと、全国各地での地域差は当然ありますし、病院と診療所など医療機関の規模によっても差があります。
特に医療事務職としての経験値が有るか無いかなど、実務経験の違いによっても、やはりこのような大きな賃金の振れ幅があるのも事実です。
採用側の医療機関から見ると医療事務資格を取得していて実務経験もある方が、入職後に即戦力人材となるので、人材教育や指導の手間や経費が省け重宝すると考える採用者が大半だと思います。
就職する際も求職者は自信を持って自己アピールでき、無資格未経験より賃金面などで有利な条件で就職できる可能性が高くなると思います。
また、社会保険や福利厚生も保証され、賞与も支給されるのでパートなどより優遇されるケースがほとんどですが、仕事に対する責任度合いは非常勤職員より重くなります。
残業はあるの?
歯科医院の場合、治療が長引いた場合は、患者さんを放置できないので、終業時間の定刻を過ぎても残業があったり、昼間の休み時間でも休憩時間を押して仕事を行うケースも少なくありません。
但し、毎日残業などがあるのではなく、職員が交代で患者さんに対応するケースが多いようです。
また、レセプト請求は、今月分であれば来月の10日までに締め切られるので、どうしても月末から月初にかけては残業などが集中する傾向にあります。
どちらにせよ、残業ゼロのような医療機関は有りません。
休日はとれるの?
多くは週休2日制となっていますが、土日診療を受付している歯科医院もあり、その場合は土日出勤で休日が平日になります。
なので、家族からの了解も必要になり、既婚者で夫が会社員の場合は入職するのは難しいかもしれません。
有給休暇は当然ありますが、レセプト請求期間は休むことはまずできませんし、休む場合も患者さんに迷惑がかからないように職員は交代で休むことになります。
パート又アルバイト(非常勤職員)の給料・残業・休日
時給はどのくらい?
パートまたはアルバイトで歯科医療事務の仕事をする場合は、時給が給料の目安になり、1,000円〜1,500円くらいが平均的な賃金となっているようです。
このように時給に幅があるのも正職員と同じ理由ですが、歯科の種類は、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4種類があり、一般歯科より矯正歯科・審美歯科の賃金の方が高い場合が多いようです。
これは医業収益の差も影響していると思います。
また、賞与がある場合でも数万円の寸志程度です。
残業や休日の実態は?
パート勤務の場合、配偶者控除については、政府の方針で近々150万円に引き上げられることになっていますが、現状103万円の壁があり、この年収金額内に収めようとする方が多いので、残業や休日出勤などほとんどありません。
またパートでも条件を満たせば有給休暇を取得することができます。
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