医療事務の資格取得でスキルアップするには

医療事務の資格は民間資格になる

 看護師や医師の資格は国家資格になりますが、医療事務の資格は国家資格ではなく民間資格になります。

そのため、医療事務の仕事を始めるにあたって、必ずしも医療事務の資格がなければならないというものではありません。

 それでも、採用試験や面接では、資格を持っていることは有利に働くことが多いといえます。

実際、医療事務の仕事を始めたときには資格をもっていなくても、仕事についてから通信教育を始めたり、休日や夜間に専門学校に通うなど、資格取得を目指している人も多くいます。

 その理由は、資格をもっている人には、やはりそれなりの評価がなされている事実があるからです。

 また、資格を取得することで、知識を体系的にしっかりと学べることでスキルが身につき、仕事にも自信がつくということもあります。

医療事務には医科・歯科・調剤・介護の資格がある

 医療事務に属する資格数は全体で30種類以上、当サイトで紹介している医科と歯科の医療事務資格だけでも17種類以上あります。

これらの資格は、医科・歯科・調剤・介護に大きく分けられますが、そのほかにも医療秘書やレセプトコンピューター、診療情報管理士などがあります。

 これは、医療事務の仕事が、レセプト業務を主として受付などの窓口業務から医療秘書や入力業務まで、とても幅広い業務が含まれているのに加え、事務の電子化や規模の大きな病院では分業制などによって業務がさらに細分化され、専門分野に特化する傾向となっているからです。

 また、医療事務職員として働く職場も、病院、診療所、歯科医院、調剤薬局、介護施設といった医療機関以外にも、医療事務職員の派遣会社や、レセコンのインストラクターなど専門的な仕事も増加していることもあります。

職種に合致した資格を目指すこと

 このように、医療事務の資格はバリエーションが豊富ですので、歯科医院には歯科医療事務の資格があり、目標とする仕事場によってどの資格がふさわしいかも異なってきます。

ですので、自分の目的に最適な資格と資格の特徴などをしっかり把握し挑戦する必要があります。

 まだ目指す資格が絞り込めないということであれば、働く職場がもっとも多い医科の医療事務資格を目指すのもいいかもしれません。
 または、受験者数が多いか、世間に広く知られている資格に挑戦するのもいいでしょう。

どちらにせよ、最初は、医療事務業務を全体的に学べる標準的な医療事務の資格を取得しておき、後にステップアップに繋がるような特定的、専門的分野の資格取得を目指すのがいいと思います。

医療事務の仕事は医療事務以外の資格も活用できる

 医療事務の仕事の範囲は幅が広いので、レセプト業務から専門的業務もあり、一般事務と同じ業務もあります。

受付では、会計業務、カルテなどの書類整理や保管、パソコン操作など一般事務と全く同じ業務も多く含まれています。

 職場によっては、医療事務職であっても一般事務業務のほうが医療事務業務よりも多いというケースもあります。

管理職ともなれば、医療事務の専門的知識の他にも総務、人事、経理などの知識も要求されてきます。

 現状よりさらにステップアップするためには、医療事務以外の資格も学び、スキルアップしていこうという姿勢が望ましいといえます。

資格を取得した事より活かし方が重要

 医療事務の資格取得が最終目的ではなく、医療事務の仕事を円滑にこなす為に何が足りないかを明確にし、目指す資格をどう生かすのかを考えておく事も大切です。

医療事務の資格を沢山持っているということよりも、普段の業務で資格をどう生かしているかということの方が重要です。

 特に診療報酬に関連する知識や情報は、日々法律の改正などによって新しくなっていますので常に新しいことを学ぶという態度が一番大切になってきます。

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