ここでは、医薬品を購入した消費者などから相談を受けた場合に、登録販売者として知っておくべき重要な知識について説明していきます。
副作用に対する適切な対処方法に関する理解
訴えがあった場合
医薬品の購入者などから、薬を使用した後に具合が悪くなったなどの症状や副作用の可能性があると推測される何らかの健康被害が発生したとの訴えがあった場合には、医療機関での受診を勧めることを行うと同時に、医薬品の使用を即刻中止するように勧告するなどの適切な対処方法を理解していることが求められます。
健康被害が発生した場合
重篤な副作用による健康被害が発生した場合は,次の内容についての知識を習得し、購入者などに対して適切な対応ができるようにしておくことが重要です。
- 医薬品副作用被害救済制度について制度の仕組み。
救済給付の対象範囲、種類、必要書類、手続きなど。 - 申請窓□につき説明できる基本的知識。
副作用の疑いがある健康被害の情報を入手した場合
医薬品に於いて副作用の疑義が生じた健康被害の情報を入手した場合、厚生労働大臣へ薬事法に基づいて報告を行うための知識も理解しておく必要があります。
薬事関連法規に遵守した医薬品販売の理解
一般用医薬品の販売または授与に関する業務を行うのが登録販売者の主な仕事になります。
ですから、登録販売者として、薬事関連法規の医薬品販売に関しての遵守事項や登録販売者の義務など、次に示すような具体的内容をしっかり理解し、知識を習得しておく必要があります。
- 一般用医薬品の販売制度の仕組み
- 医薬品販売に関する法令遵守事項
- 登録販売者の義務
また、上記のような知識を的確に習得するため,次のような基本的事項についても理解していることが求められます。
- 医薬品に関する基礎知識
- 医薬品は効能・効果を発揮するだけでなく、副作用などのリスクも有していること。
- 医薬品と医薬品以外(食品や健康食品)などとの性質の違い。
- 医薬品の性質の違いに基づいた取り扱い時の注意事項。
- 医薬品の安全対策
- 医薬品が働く仕組み
- 倫理的側面から見た医薬品の販売方法
- 医薬品の薬害の歴史などに関する知識
- 人体の構造と仕組み
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