登録販売者の試験については、厚生労働省より試験の出題範囲が示されています。
その示された内容を基にして、各都道府県が問題を作成し、毎年一回又は2回の試験が各都道府県で実施されます。
登録販売者試験の出題範囲・出題数・試験時間
厚生労働省が示している出題範囲・出題数・試験時間を次に示します。
登録販売者試験の出題範囲
第1章医薬品に共通する特性と基本的な知識
T 医薬品概論
U 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
V 適切な医薬品選択と受診勧奨
W 薬害の歴史
第2章人体の働きと医薬品
T 人体の構造と働き
U 薬が働く仕組み
V 症状からみた主な副作用
第3章主な医薬品とその作用
T 精神神経に作用する薬
U 呼吸器官に作用する薬
V 胃腸に作用する薬
W 心臓などの器官や血液に作用する薬
X 排泄に関わる部位に作用する薬
Y 婦人薬
Z 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)
[ 鼻に用いる薬
\ 眼科用薬
] 皮膚に用いる薬
]T 歯や口中に用いる薬
]U 禁煙補助剤
]V 滋養強壮保健薬
]W 漢方処方製剤・生薬製剤
]X 公衆衛生用薬
]Y 一般用検査薬
第4章薬事関係法規・制度
T 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の目的
U 医薬品の分類・取扱い等
V 医薬品の販売業の許可
W 医薬品販売に関する法令遵守
第5章医薬品の適正使用・安全対策
T 医薬品の適正使用情報
U 医薬品の安全対策
V 医薬品の副作用等による健康被害の救済
W 一般用医薬品に関する主な安全対策
X 医薬品の適正使用のための啓発活動
登録販売者試験の出題数と試験時間
試験は筆記試験によって行われ、実地試験や面接などはありません。
筆記試験は、客観的に回答の正誤が判別できるよう下記方式での出題形式となっています。- 真偽式…○×で回答する方式
- 多肢選択式…いくつかの回答例のうちから正しい答を選ぶ方式
範囲 | 出題内容 | 問題数 | 試験 時間 |
第1章 | 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 40分 |
第2章 | 人体の働きと医薬品 | 20問 | 40分 |
第3章 | 主な医薬品とその作用 | 40問 | 80分 |
第4章 | 薬事関係法規・制度 | 20問 | 40分 |
第5章 | 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 | 40分 |
合計 |
120問 | 240分 |
登録販売者試験の合格基準(合格ライン)
登録販売者試験の合格ラインは、上記の出題範囲120問トータルに対する正解率が70%以上で合格となります。
但し、第1章から第5までの各章で、どれか一つの章が正解率35%以下であった場合は合格できません。
つまり、全科目に対して平均的に正解し点数を取ることができるように、知識に偏りなくしっかりと勉強する必要があります。
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