薬の副作用に注意が必要な場合

 市販薬の効能書には『本剤の服用によって発疹・発赤、食欲不振、胃部不快感、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください』というように副作用に関する文章が記載されています。

このような副作用の記載はビタミン剤を含めてすべての薬に表記されています。

記載していない場合の法律的な責任の問題が大きいためにこのような記載になったと推測されますが、この種の記載は薬に対する消費者の不安・誤解を必要以上に煽っているようにも感じられます。

つまり、このようないわば一般的な記載は本当に重篤な副作用を不明瞭にしてしまうことにも繋がりかねません。

 市販薬の場合には、次のような方などについては市販薬を購入する際、副作用などについて薬剤師に問い合わせたり効能書の記載に注意する必要があります。

  1. 薬に対して過敏な体質の人
  2. 血圧や血糖などを管理している人
  3. 病院などで薬を処方されている人

 それ以外のケースについては、飲み薬であれ塗り薬であれ、購入したい薬が重篤な副作用があるかないかを薬剤師などに確認し、重篤な副作用がない場合には実際の使用時に「使用と症状の改善・副作用」の関係を注意深く観察することが基本であり、とくに使いはじめには異常がないか注意することが基本で、それ以上に不安を持つことは不要です。

 このような重篤な副作用の発生が確認されたケースでは、その都度、各薬局や薬剤師へ公式機関から情報が伝達されるので、消費者は安心して購入できるといってもよいと思います。

 さらに副作用で問題にすべき点は慢性的に、長期間にわたって使用する場合です。

健康を維持するためのビタミン剤やミネラル剤などの服用と異なり、病気・怪我の治療に使う薬の基本は短期間だけ使用するということです。

効果の高い薬を短期間に使用して完全治癒させるのが基本原則です。

副作用を恐れるあまり、効果の薄い薬を長期間にわたって長々と使用したり、慢性化した病気・怪我に自分の判断で市販薬を使うことは避けるべきです。

もしこのような状況が避けられないような場合には、かかりつけの薬局を決めて薬剤師に管理してもらうようにしましょう。

副作用を防ぐにはこのような方法をとるのが最善策といえます。

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