薬の保存方法と有効期限について

薬の保存法と有効期限で注意するべきこととは

 薬局などで販売されている市販薬の多くは、一般家庭で怪我や軽い病気などに即時対応するために常備薬品として長期間に渡り各家庭で保管されることがほとんどです。

市販薬の剤形は、錠剤・穎粒剤・外用剤・ドリンク剤などいろいろと異なっていますが、本質的に、薬は高温、高湿、日光・蛍光灯照射によって分解や変質を受けやすいので、保管に際してはこれらの条件を避け、低温、低湿、暗所(遮光)の条件を選んで保管することが最も重要になってきます。

 この条件に合致した最適の保管場所はどこかと言うと、どこの家庭にでもある冷蔵庫が一番最適だと言えます。

薬を開封したり使用を開始したりする前の日付を記載しておき冷蔵庫に保管するのがベターです。

 医薬品は市販に先立っていろいろな実験を通して研究・開発を行ないますが、その実験の一つに過酷(虐待)テストといわれるものがあります。

過酷(虐待)テストとは、医薬品を30℃・45℃・60℃などの高温や相対湿度が75%などの多湿、あるいは直接、太陽光線にあてるなどの日光照射や100ルクスの蛍光灯に一定時間照射することなどの蛍光灯照射など様々な安定性を悪くする条件に環境を設定し、その環境下での苛酷な条件で薬の安定性を高めるような実験を繰り返し行なうというものです。

 なお、薬を入れている容器(直接容器)の多くに褐色のガラスビンや不透明のプラスチック容器が使われますが、これは薬に日光・蛍光灯の紫外線が当らないように“遮光”するためと密栓による“防湿”を図るためにこのような容器を意図的に使用しているわけです。

以上のことから、通常の容器を使用していることで遮光と防湿はほぼ達成できているので、私たちが薬を保管する場合は、冷蔵庫など低温の保管場所を選んで薬を保管することを常に心掛けるよう注意するという点です。

 結論として、薬の保管は 「高温・多湿・日光照射を避けること」がベターということになります。

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