調剤報酬と保険調剤薬局に関わる調剤薬局事務の基礎知識

 調剤薬局事務として理解しておく必要がある調剤報酬、保険薬局(調剤薬局)、薬局に従事する専門資格、医薬品・保険薬の基礎知識について説明しています。

調剤報酬は、健康保険法第76条の第2項規定の「療養の給付に要する費用の額は、厚生労働大臣が定めるところにより、算定するものとする。」となっており、別表の「調剤報酬点数表」で定められています。

なので、調剤報酬算定は、「調剤報酬点数表」に従い算出する必要があります。

調剤報酬の点数算出は、1点を10円換算で算出し、調剤報酬の種類は次のものに分類されます。

  1. 調剤技術料
  2. 薬学管理料
  3. 薬剤料
  4. 特定保険医療材料料

上記の調剤技術料及び薬剤料の算定は、調剤報酬請求に於いて必須項目となっています。

調剤報酬と保険調剤薬局の基礎知識記事一覧

今後も重要性が増す調剤報酬請求事務

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調剤報酬請求業務(レセプト業務)とは

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お薬代の計算例

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 保険薬局などで働く専門職には調剤薬局事務以外に薬剤師と登録販売者があります。保険薬剤師とは 薬剤師の資格がなければ、病院・診療所・薬局などにおいて調剤業務を行うことは法律で禁止されていますので、保険薬局での処方薬の調剤を行うには薬剤師の免許が必ず必要となります。薬剤師の受験資格を得るには、薬学部の...

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保険薬とは何か? 病院や診療所などの医療機関で処方及び投薬で使用する医薬品については、厚生労働省が指定する薬剤のみ使用することが可能で、指定外の薬剤の使用は禁止されています。また、医薬品の値段についても厚生労働大臣によって単価決定されているため、医療機関で価格を勝手に決めることはできません。これら厚...

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調剤薬局の専門資格

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調剤薬局での必要な知識と働き方

調剤薬局で必要な医薬品知識とは何?調剤薬局事務として業務を行う際には、医師が発行する処方せん通りに調剤報酬の算定を行う必要があるため薬剤の分類(注射・内服・屯服・外用)に関しては必ず理解しておく必要があります。薬の専門知識となる薬剤の効果・効能、相互作用に関しては、調剤業務を行う薬剤師が担っているの...

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ジェネリック医薬品とドラッグストア業界の現状について

調剤基本料には下記の加算項目がありますが、その中の2項「後発医薬品調剤体制加算」に関して、いわゆる後発医薬品(ジェネリック医薬品)の現状について考えてみます。基準調剤加算後発医薬品調剤体制加算夜間休日等加算時間外・休日・深夜加算2022年度診療報酬改定では、薬局の調剤基本料の項目の一つである後発医薬...

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