調剤薬局事務の勤務時間についてですが、調剤薬局はほとんど各医療機関の近くにありますので、基本的に病院等の時間に合わせて開業時間を設定しているところが多いです。
病院や診療所の外来受付のスタート時間は、8時30分や9時からのところが多く調剤薬局の時間もそれに準じているところが多いようです。
調剤薬局は、病院の外来患者さんが診療を終えてから、薬を受け取る時間まで開いています。 夜の9時10時になるところも実際あります。
これは、1日の開業時間だけでなく定休日も同じです。 病院が土日祝でも開業していればそれに合わせる形になります。
また勤務時間帯としては、午前だけや午後だけのパート募集をしているところもあります。
ただし、この勤務時間形態は人気がありますので、すぐ募集が終了してしまいます。
正社員などのフルタイム勤務では、調剤薬局などで働いている人数にもよりますが、仕事の関係上ほとんどが残業ありのところが多いです。理由についてはこのページの後の方で説明します。
調剤薬局事務で処方箋受付の仕事で忙しい時間帯としては、12時から13時と、病院の受付終了時間がやはり忙しい時間帯になります。
一般的には、総合病院の近くにある調剤薬局は午前中はかなり忙しいところが多く、午後は比較的患者さんは少ないですが、処方箋の受付業務がない時は、レセプト業務、商品伝票や文書類の作成など調剤薬局の事務的な作業はいろいろあります。
開業医がやっている個人病院の近くの調剤薬局は、患者さんの来院数によりまちまちです。
先ほど残業ありのところが多いと説明しましたが、その理由について順を追って説明したいと思います。
調剤薬局や病院などの医療機関では報酬請求のことをレセプトといいます。
レセプトとは、患者さんが受けた診療について、調剤薬局などが市町村や健康保険組合などの保険者に医療費を請求する明細書のことをいいます。
レセプトの提出日ですが、今月末までの診療分は翌月10日に定められており、レセプト業務の仕事の締めは、ほとんどの医療機関でこの日までに作業を行います。
1か月分のレセプトを翌月の1日から10日までに報酬請求することになります。
調剤薬局などで働いている人の人数にもよると思いますが、こうなってくると毎月この期間は仕事が集中しますので残業等も多くなってきます。
また実際は、レセプト作業でこの10日間にできなかった仕事がたまり、その仕事を処理しているとまた月末になるので、またレセプト作業をしないといけないことになり、結構忙しい状態が続くことになるかもしれません。
特にこの傾向は田舎の調剤薬局にみられるようです。
田舎の調剤薬局は薬剤師が不足していますので、最低限の人数で働くことになるからです。
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