調剤薬局事務が実務で行うお薬代(調剤報酬)の算定例

調剤薬局事務が、実務でお薬代の計算(調剤報酬の算定)をする例としては以下のようなものになります。
参考にして下さい。

お薬代の計算方法について

お薬代金の計算方法について
【質問
病院で薬をもらう場合、A薬を、
@1日1錠として、2週間分もらうときの支払い金額
A1日3錠として、2週間分もらうときの支払い金額は、
Aの方が@の3倍支払うことになるのでしょうか?

普通に考えればそうなると思うのですが、どうなんでしょうか?

【回答】
お薬の薬価が1錠10円とし薬局の場合で計算します。

@1日1錠、2週間分の金額計算例 調剤基本料 40点
薬剤服用歴管理指導料 30点
調剤料 56点
薬代 14点(1錠×14日=14点)
合計140点になり全額で 1,400円
患者負担3割で420円

A1日3錠、2週間分の金額計算例 調剤基本料 40点
薬剤服用歴管理指導料 30点
調剤料 56点
薬代 42点(3錠×14日=42点)
合計168点になり全額で 1,680円
患者負担3割で500円

1日3錠になった場合、薬代が違ってくるだけなので、薬代が42点になり、
1,680円の3割で500円が患者負担となります。

この結果からいえるのは、
患者さん側からは、できるだけお薬はまとめてもらったほうがお得になります。

1日3錠を処方してもらい、1日1錠を飲めばかなり医療費の節約になります。

ただし、調剤薬局側からすると、損するという結果になります。

調剤薬局事務の仕事に就く人にとっては、自分が処方箋を書くわけではなく、医師が処方するので関係のないことですが、参考程度に聞いておいて下さい。

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