医療事務と調剤薬局事務の4つの違い

　調剤薬局事務と医療事務は、医療関連の事務資格で現在ニーズが高い人気資格です。

次に調剤薬局事務と医療事務の4つの違いについて詳しくお答えします。

調剤薬局事務の勤務先は調剤薬局になりますが、
医療事務の勤務先は、主に病院になります。

調剤薬局事務の学習範囲は「薬剤分野」に限られ、その分野の知識と技能を習得します。

医療事務と比べ調剤薬局事務は学習範囲が限られています。

その証拠に、医療介護資格で超有名なニチイの通信コースで比較してみると、
医療事務の通信コース標準受講期間は６ヶ月ですが、
調剤薬局事務の通信コース標準受講期間は４ヶ月になっています。

これは学習範囲が限定されているため期間が短くなっています。

受講料も調剤薬局事務の方が安く設定されています。

これは、どのスクールでも同じ状況です。

調剤薬局事務は医療事務より学習範囲が狭く、広範囲に渡って学ぶ必要がないので「薬剤」分野について集中して学べます。

難易度も一つの資格を除いて全体的に高くないので初心者でも取得しやすい資格と言えます。

診察や治療は医師が病院などの医療機関で行う。

薬の調剤や処方は、薬剤師が、調剤薬局で行う。

このように役割分担を明確にして医療サービスや安全性を向上させようとして国の方針により推進されているのが医薬分業です。

初めて医療関連事務の資格を目指す場合は、学習範囲、学習期間、難易度などを比較するとやはり調剤薬局事務に軍配があがります。

モチベーションという観点で考えると調剤薬局事務の方が早く講座を修了でき、資格試験も在宅受験が可能な試験が多いので初心者向きの資格と言えます。

医療事務は調剤薬局事務より学習範囲が広範囲に渡り、その範囲の一部と調剤薬局事務の内容がかぶっていますので、調剤薬局事務の資格取得は容易です。

調剤薬局事務の学習内容は、医療事務で学ぶ全範囲の一部がかぶっているだけなので、新たに勉強する範囲が増えるのは間違いありません。

勉強の仕方や手順は、調剤事務で一度経験しているので学習範囲は増えますが、その分スムーズに学ぶことができるでしょう。