調剤薬局事務の資格取得後、さらに新たな資格などを目指してキャリアアップしたいと考えている方もいると思います。
その場合、やはり目指すべきは医療・福祉・介護関連の資格が一番身近で効率的に取得できると思います。
せっかく調剤薬局事務として仕事をしてきたわけですから、全く違う職種になると知識もスキルも人間関係も全て一から学び直すことになり、お金と時間と労力が必要になります。
今までの経験を活かさないと損だと思います。
では、どのような資格があるかというと、
まず一番に考えられるのは、医薬品登録販売者の資格でしょう。
この資格は、調剤薬局事務の延長線上にあるような仕事だと思います。
働く職場も同じ薬局ですので、親しみなれた雰囲気で働くことができるので精神的には非常に楽だと思います。
医薬品登録販売者は、2009年に施行された改正薬事法で定められた医薬品販売の専門家のことをいいます。
それ以前では、一般用医薬品の販売は薬剤師しか出来ませんでしたが、医薬品の9割を占める薬品について販売することが認められた資格です。
実際求人も頻繁にありますし、医薬分業が進み調剤薬局やドラッグストアの店舗は今も増加傾向にあります。
また、医薬品登録販売者の受験資格も改定され、
平成27年4月1日以降の試験より学歴・年齢・実務経験が不問となり誰でも受験可能となりました。
この改定は、キャリアアップを考えている方にとっては、大きなチャンスだと思います。
薬剤師に変って薬を販売できるわけですから、会社側にとっても大きな戦力アップになるので、給与アップにもつながると思います。
興味のある方は登録販売者の資格の取り方!をご覧下さい。