1.調剤薬局事務に向いている人
調剤薬局事務の仕事をするにあたって、どうような人がこの仕事に向いているのでしょうか?
調剤薬局事務の仕事内容の特徴として次の3つがあげられます。
事務職であることに加え、特にお金に関する数字を扱う業務が多いことです。
重要な仕事として、レセプトの作成や保険者へ請求するための報酬を計算したりします。
調剤薬局事務のお仕事は、一般的な会社の事務職の仕事とは違い、患者さんに対しての受付対応という大切な接客業務があることです。
調剤薬局には、さまざまな患者さんが処方箋をもって訪れますので、 患者さんに対して薬に関する専門的なこと以外は都度必要な説明を おこなったりしなくてはいけません。
また調剤薬局事務のお仕事は、勤め先にもよりますが、主な上記二つ以外にも、次のような様々な仕事をする職場もあり結構多岐にわたります。
- 電話応対(薬に関する以外の対応)
- 店内外の清掃・レジ打ちや日計精算
- 小口現金の出金管理
- 売上金の銀行への入金
- 納品書・請求書等の整理
- 文書類の作成
これらの特徴から見えてくるのは、次のような方が調剤薬局事務のお仕事に向いている人といえると思います。
- 数字を計算したり検算したり数字を扱うのが好きな人
- デスクワークが苦にならない人
- 人と会話したりするのが好きな人
- ボランティア精神がある人
- 一つの仕事だけではなく広範囲のいろいろな仕事をするのが好きな人
このような人であれば、比較的向いている職場かもしれません。
2.調剤薬局事務に向いていない人
調剤薬局事務に向いている人で見てきた人物像とは逆に、調剤薬局事務の仕事に向いていない人とはどんな人でしょうか?
仕事の特徴は上記の調剤薬局事務に向いている人で説明しましたので、そちらをご覧下さいね。
ご覧になりましたら、調剤薬局事務のお仕事に向いていない人とは どのような人なのかも見えてくると思います。
- 事務職よりも工場などの製造系のお仕事が好きな人
- どちらかというと体を動かすことの方が好きな人
- いろんな人と会話したりするより、一人でいることの方が好きな人
- 決められた一つの仕事をやることのほうが得意な人
これらのような人が調剤薬局事務に向いていない人に該当するのかもしれません。
しかし、あくまでこれは一般的な考えですので、心機一転、別の職種ですが調剤薬局事務の仕事にも挑戦してみたいと思う人は失敗を恐れずがんばってチャレンジしてみて下さい。
どんな仕事でも経験してマイナスになることは決してあり得ませんのでね。
そんな人もこのサイトでは全力で応援しています。
3.調剤薬局事務に求められる能力
調剤薬局事務に求められる能力で特に大切なことは、次の2点です。
几帳面さと慎重さがありこつこつと仕事に取り組める人。
ある程度の対人コミュニケーション能力とボランティア精神もある人。
この二つの能力は、調剤薬局事務の仕事だけでなく、類似の他の仕事でも要求されることだと思います。
求められる能力1の理由としては、
調剤薬局事務のお仕事は、お金を請求するための数字を扱う仕事が多いことです。
特に重要な仕事として、保険者へ報酬を請求するためのレセプトの作成や患者さんへも診察費を請求するための計算もします。
このような内容を考慮すると、慎重に正しい手順で確実に入力計算し記録することが求められますので、性格的にも几帳面さや慎重さを持った人材が必要になると考えられます。
またレセプトの作成など、ほとんどの職場でコンピューターを使って入力管理していますので、基本的な最低限のコンピュータースキルは必要になってきます。
まったくコンピューターを使った経験がない場合は仕事をするのは実際は困難だと思います。
求められる能力2の理由としては、
調剤薬局事務のお仕事は、 一般的な会社の事務職の仕事とは違い、患者さんに対しての受付対応という大切な接客業務があることです。
調剤薬局には、さまざまな患者さんが処方箋をもって訪れますので、 患者さんに対して薬に関する専門的なこと以外は都度必要な説明を行ったりしなくてはいけません。
このことから調剤薬局事務のお仕事には、コミュニケーション能力や ボランティア精神も必要になってくるわけです。
調剤薬局事務のお仕事をするには、結構いろいろなスキルが必要に なってきますが、最初から全てを完璧にやろうとは思わずに少しずつ努力してスキルアップすればよいと思います。