1.調剤薬局事務の通学講座を受講することのメリットとは
調剤薬局事務、調剤報酬請求事務の専門的な知識を習得し、資格を取得するための通学講座が開講されていますが、その通学講座の多くは、調剤報酬請求事務に関する知識や経験がまったく無く、予備知識をもたない人が対象になっています。
また資格取得を目標とした効率的なカリキュラムが組まれており、重点を絞りポイントを押さえた学習効果が期待できるので、通学講座は大変効率的な勉強方法といえますし、短期間での資格取得が目指せる最もオーソドックスな方法です。
自分一人で勉強を続ける自信のない方や自己管理が苦手な方には最もお勧めできる勉強方法です。
通学講座の受講メリットには、次のようなことが挙げられます。
- 効率よく計画的に資格取得まで到達できる。
- リアルタイムに疑問を解決でき、理解度が深まる。
- 講師から直接体験談が聞ける。
- 講師陣は現場経験者で優秀な人も多い。
- クラスメートができモチベーションを維持しやすい。
通学講座の5つのメリット
効率よく計画的に資格取得まで到達できる。
通学講座の一番のメリットとしては、学習カリキュラムの受講時間と内容があらかじめ決められているので、 通信講座や独学と違い、勉強があまり遅れることなく効率よく計画的に進めることができる点です。
通学講座の場合は、自分の都合では時間を決められませんが、強制的に勉強することになるので、比較的勉強が遅れることなく資格取得まで到達できる可能性が高くなります。
各講座では、受験テクニックも充実していますし、ツボを押さえた学習方法で効率よく計画的に資格試験合格へ導いてくれます。
また、資格試験の過去問や出題傾向、最新の情報などを早く知ることができます。
講師に直接指導してもらうことができる上、疑問点などについてもその場ですぐ質問し、リアルタイムに解決できます。
また、メールの質疑応答では、どうしても文章での表現になり、細かい点については相手に伝えることが難しいこともありますが、講師と直接コミュニケーションすることができるので、より詳細にやり取りすることにより、理解度が深まります。
特に実技試験については、講師に直接指導してもらえるのは大変有利になります。
教材だけではわかりにくい箇所も講師に直接指導してもらえることでクリアしやすくなり、資格試験の傾向と対策を立てやすくなります。
実技試験でレセプト作成などが行われる資格は、通学講座が有利です。
講師をしている人には女性の講師も多く、ほとんどが資格保有者なので、資格を取得するときの苦労話や、注意点などを尋ねることもできます。
講師のなかには実務経験者も多くいますので、現場の実情などについて、実際の様子を質問したり、おしえてもらえるチャンスもあります。
対面授業で講師に指導してもらえる環境では、疑問点はその場ですぐに質問できる点も通学講座の大きな魅力です。
調剤事務では、医療保険制度をはじめとしてマスターすべき専門知識も多くあります。
講座を長年実施してきたスクールは、積み重ねてきた経験から独自の指導ノウハウを持っており、講師の多くは、医療事務の資格保有者として、実務経験を積んできた方が講義を行うので、ポイントを押さえた実務的な学習ができます。
通学講座の場合は、通信講座と違い授業の中でクラスメートと知り合うことができますので、同じ目的を持つ者同しで交流することにより、資格取得に対してのモチベーションを維持しやすくなります。
資格を取得してからの将来の進路や夢についても話し合うこともでき、その他役立つ情報について交換し合うこともできます。
通学講座は、自己管理が苦手な方にとっては、非常に有効な学習方法といえます。
2.調剤薬局事務の通学講座を受講することのデメリットとは
通学講座は、自己管理が苦手な方にはお勧めできる有効な学習方法ですが、通学講座にも次のようなデメリットがあります。
- 時間や場所に制約される。
- 通信講座と比較すると費用がかかる。
- スクールが自宅又は会社の近くにないと通学できない。
通学講座の3つのデメリット
通学講座の一番のデメリットは、独学や通信講座と違い、自分の都合のよい時間や場所で学習することが出来ないということでしょう。
通学講座は、スクール側で講座の受講時間と場所があらかじめ決まっていますので、その時間にその場所へ行かないと受講することができません。
ただし、受講時間以外で教室を自習の場として使用できるスクールもありますが、授業については、自分勝手に都合のよい時間を設定したり、場所を変更したりすることは原則出来ないので、どうしても制約されることになります。
通信講座と比べると、どうしても通学講座の受講費用は高くなる傾向にあります。
また通学講座を受講するために、受講場所までの交通費も自費になりますので、どう考えても通信講座より割高になるのは避けがたいことです。
時間的に融通がきき、経済的にも余裕があり、自分で学習スケジュールの進捗管理などに気を使わずに勉強したいと考えていたとしても、当然ですが、通学可能な圏内に教室や会場がなければ通学して学ぶことができません。
どうしても通学講座を受講したい場合は、遠方のスクールに通うしかなく、通学時間や費用がかさむリスクが発生します。
かと言って、自己管理が苦手な方が無理して通信講座を受講すれば途中で挫折することが十分考えられます。
このようなケースでは通学講座はあまり有意義な学習形態とは言えなくなってしまいます。
以上のことから、通学可能な圏内に教室があることが絶対条件になりますが、時間的にも制約がなく自由がきき、金銭的にも余裕があり、なおかつ自己管理に気を使わずに学びたいと考えておられる方にとっては、通学講座は大変便利な学習方法といえます。