調剤情報実務能力認定試験(調剤事務実務士(R))の概要・受験ポイント・試験内容
試験の概要
調剤情報実務能力認定試験(調剤事務実務士(R))は、都道府県知事が認証する特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会が認定する資格試験です。
医療福祉情報実務能力協会は、公共の利益に貢献するために設立され利益追及を行わない団体です。
以前この試験は1級と2級に分かれていましたが、現在は試験内容の案内ページで級の区別はされていません。
受験資格は無く誰でも受験可能で、例年3月・7月・12月の年3回実施されており、在宅で受験できるのが利点で合格できる確率もアップします。
公表されている2級資格の合格率を見ると、60%前後を推移しており、中程度の難易度と判断できますが、自宅で受験できるので、基本的な知識と技能を身に付けていれば、さほど難しい試験ではないはずです。
また、以前行われていた当資格の調剤事務実務士1級取得者は、医薬情報管理者であるMR(Medical Representatives)と同程度の知識や技能を習得できる資格でした。
なので、薬局やドラッグストアでリーダークラスとして社員登用されるケースもあった資格で、レベルは決して低いものではありません。
医療福祉情報実務能力協会認定の調剤事務実務士(R)を取得する最大のメリットは、ジョブカードに記載できるという点が挙げられます。
ジョブカードは政府の方針により2008年に開始され、求職者が有する職業能力の資格を証明できる制度です。
3種類のシートに自分が持っている技能・スキルを記載し証明することで、求人側が必要とする求職者像が明確になり、ミスマッチが減ることで就業率をアップさせることにもつながります。
また履歴書にも記入しマネージメント力をアピールすることも可能です。
この資格の対応講座は、協会の教育指定校であるTERADA 医療福祉カレッジで開講されていましたが、現在は実施されていません。
受験ポイントと試験内容
- 特定非営利団体が実施している信頼性の高い資格試験です。
- 試験は3月・7月・12月の年3回実施されています。
- 在宅受験が可能です。
- 合格率は60%前後を推移しており難易度は中レベルの試験です。
- ジョブカードに記載可能な資格で就職時有効活用できます。
資格分類 | 民間資格 |
資格名称 | 調剤情報実務能力認定試験(調剤事務実務士(R)) |
受験資格 | 不問(特に無し) |
試験日程 | 年3回(3月、7月、12月) |
試験時間 | 3時間 |
試験場所 | 在宅試験 |
試験内容 |
学科試験(20問)
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合格基準 |
学科も実技も、試験実施毎に、次のどちらかで合否判定を行います。
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受験料 | 7,700円(税込) |
試験結果 の発表 |
試験合否発表は教育指定校及び団体の受験規定に基づく |
認定合格証 の交付 |
試験に合格し発行申請手続き後、3〜4週間くらいで「調剤事務実務士(R)」の資格証カードと認定証書が発行されます。
認定証発行手数料は受験料とは別途に1540円必要になります。 |
合格率 | 2008年実績
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主催団体 | 都道府県知事認証特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会 |
問合せ先 | 住所: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-2-27 オーチュー第7ビル4F TEL:03-5326-7784 |
備考 | ― |