調剤薬局事務の資格試験と他の試験との大きな違いは、まず在宅受験が可能であるということです。これってすごく有利な状況で受験できるということです。
在宅ということは、自宅で受験できるので、当然、講座で学んだテキストや資料、調剤報酬点数表を手元に置いて内容を確認しながら試験問題を解くことができる為、専門用語を必死で丸暗記するというようなことをする必要がないということです。
もともと調剤薬局事務の仕事は、調剤報酬請求(レセプト)作成がメインなので、暗記というより調剤報酬点数表をいかに使いこなせるかが勝負になります。
ですから当然、基本的な専門用語や基本知識は学び理解する必要がありますが、暗記中心の勉強をする必要がありません。
一般的な資格取得の為の勉強では、試験当日会場にテキストを持ち込んだりは出来ませんので、必然的に暗記中心というような学習方法にならざるを得ません。このような勉強は、記憶力にかなり影響しますので、年配の方などは条件的に少し不利になることもあると思います。
では調剤薬局事務の受験勉強のコツは何かというと、レセプトを作成するために調剤報酬点数表から該当する項目を正確にすぐ見つけ出せるように訓練するため、過去の試験問題集などを何問も解きながら慣れていくことが一番大切です。
ようするに、いかに点数表を使いこなせるかが合否の大きな分かれ道になります。丸暗記しなくていいということは、しっかりと取り組めば年齢に関係なく合格できる可能性が高くなります。
以上のことから調剤薬局事務の受験するための勉強方法は他の資格とは取り組み方が異なってきます。
あなたは調剤薬局事務の資格を取得した後、職場で働くことになりますが、そのことを考えると、いくら丸暗記をして知識を得ても、それはあくまで小手先だけのテクニックで実際の現場ではあまり役に立ちません。
コツコツと過去問と取組みしっかりと疑似経験を積むことによって実力がつきますので、その方が合格への近道になるのではないでしょうか!